
連載:大学生と奨学金 数字から見る奨学金制度の現状とキャリアへの影響
4.大学に問われる「新たな伴走」
これまで大学におけるキャリア支援は、主に「いかに就職率を上げるか」に主眼が置かれてきました。しかし、学生の半数以上が数百万円の負債を抱えている現状を鑑みれば、今後は「経済的な実情を踏まえたライフデザイン支援」が不可欠になります。
単に「内定を勝ち取る就職テクニックの伝授」を教えるだけでは不十分です。奨学金という負債を抱えながら、いかにして納得感のあるキャリアを歩み、経済的な自立を果たしていくか。そのリアルなシミュレーションを、大学生活の早い段階から提示することが求められています。
次回の連載では、こうした経済的背景を持つ「Z世代」のキャリア観がどのように変化しているのか、そして「奨学金返還支援」が就職行動に与える影響について、その実態を掘り下げていきます。
【連載:第2回に続く】

Author: 大野 順也 : 株式会社アクティブ アンド カンパニー 代表取締役社長
1974年、兵庫県出身。大学卒業後、株式会社パソナ(現パソナグループ)で営業を経験後、営業推進、営業企画部門を歴任し、同社関連会社の立ち上げなども手がける。後に、トーマツコンサルティング株式会社(現デロイト・トーマツコンサルティング株式会社)にて、組織・人事戦略コンサルティングに従事。2006年、株式会社アクティブ アンド カンパニー創立・設立。2024年3月、日本初の奨学金返還支援プラットフォーム「奨学金バンク」をローンチし、奨学金の代理返還支援を通した持続可能な就学・就業サイクルの実現に取り組んでいる。
株式会社アクティブ アンド カンパニー:https://www.aand.co.jp/
奨学金バンク:https://shogakukinbank.jp/


