KEI BOOK CLUB

高等教育関連の新刊書を中心に、さまざまなジャンルの書籍を紹介するコーナー

『学習の質を重視する大学教育の原理』ジョン・ビッグス/キャサリン・タン/グレゴール・ケネディ著 加藤かおり 監訳(玉川大学出版部)

学生の「できる」をどう見極めるか——構成主義的整合の生みの親が、評価設計の核心を語る

■本の内容

高等教育において求められる本質的な学びをどう実現していくか。学生の学習実態を観察・分析した研究成果に基づき、課題のより深い理解を促す教育構成である構成主義的整合(constructive alignment)を提唱する。高等教育の教授法テキストの世界的ロングセラー、待望の邦訳。コロナ禍以降のデジタル教育・学習についても言及。


■著者:ジョン・ビッグス(John Biggs)
1934年オーストラリア・タスマニア州生まれの教育心理学者。オーストラリア、香港の大学で教育学の教授職を歴任。香港大学名誉教授。香港大学において「構成主義的整合(constructive alignment)」の概念を提唱。その概要をまとめた『Teaching for Quality Learning at University』(1999年)は、瞬く間に世界中の大学教員のための、そして教育職能開発のコースでの定番のテキストとなった。

キャサリン・タン(Catherine Tang)

香港教育大学(元・香港教育学院)学習・教育・指導センター、および香港理工大学・教育開発センターの元センター長。第三段階の教育分野で15年以上の教育経験をもつ。

グレゴール・ケネディ(Gregor Kennedy)

メルボルン大学副学長(学術担当)、メルボルン高等教育研究センターにおいて高等教育分野の教授。本書第5版より執筆に参加。

■監訳:加藤かおり

国立教育政策研究所生涯学習政策研究部副部長/高等教育研究部(併任)総括研究所

■目次:

第1部 今日の大学における効果的なティーチングと学習
 第1章 進化する大学教育の文脈
 第2章 「学生はいかに学ぶのか」に応じたティーチング
 第3章 効果的なティーチングのための場の設定
 第4章 効果的なティーチングと学習のための文脈
 第5章 知識および理解するということ
 第6章 構成主義的に整合されたティーチングと成績評価

第2部 構成主義的に整合された教授学習の設計
 第7章 意図されたラーニング・アウトカムのデザイン
 第8章 宣言的知識に関わる意図されたラーニング・アウトカムのための教授学習活動
 第9章 機能する知識に関わる意図されたラーニング・アウトカムのための教授学習活動
 第10章 意図されたラーニング・アウトカムと評価課題を整合させる その原理
 第11章 宣言的知識に関わる意図されたラーニング・アウトカムのための評価と成績付け
 第12章 機能する知識に関わる意図されたラーニング・アウトカムのための評価と成績付け

第3部 構成主義的整合の実際
 第13章 構成主義的整合の導入、支援、強化
 第14章 構成主義的整合の実践事例

翻訳者あとがき


定価5,280円(税込)
刊行日 2026年7月9日

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