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成蹊大学、総合型選抜「基礎学力型」導入を取りやめ——文科省の「面接必須化」要請を受け

成蹊大学は7月1日、2027年度入学者選抜から新たに導入を予定していた総合型選抜「基礎学力型」の実施を取りやめることを発表した。文部科学省が5月に公表した「令和9年度大学入学者選抜要項」において、総合型選抜および学校推薦型選抜のいわゆる「年内入試」で、面接による評価の必須化が定められたことが影響している。

同大学は2026年3月の時点で、2027年度入試より総合型選抜「基礎学力型」を実施する方針を公表していた。しかし、同年5月27日付で文部科学省から「令和9年度大学入学者選抜実施要項」が通知され、「年内入試」で面接による評価を必須とすることが規定された。ただし、2026年度入試ですでに実施されていた選抜区分については、2029年度入試まで面接導入の猶予期間を認めている。

成蹊大学が公表していた総合型選抜「基礎学力型」は、過去に実施のなかった選抜区分である。そのため、猶予期間なしに2027年度入試から面接の導入が求められるが、大学側が公表していた「基礎学力型」の選抜方法には面接が含まれていなかった。

成蹊大学は文部科学省の通知を受け、同選抜について改めて対応を検討。受験生への影響を慎重に考慮し、文部科学省とも複数回にわたり協議を重ねたという。しかしながら、「令和9年度大学入学者選抜実施要項」が必須とする「時間をかけた丁寧な面接」を今から選抜システムに組み込むことは、入試日程や当日の実施・運用体制といった観点から不可能であると判断し、同選抜の実施を取りやめる決断に至った。

本決定に伴い、2026年6月中に公表予定であった同選抜の入学試験要項は公表されないこととなった。なお、同選抜の実施取りやめに伴う募集人員等の取り扱いについては、決定次第、同大学のホームページ上にて通知される予定である。


詳細は下記リンク先から確認できる。
成蹊大学|入試情報サイト S-NET|重要なお知らせ|2027年度 総合型選抜「基礎学力型」の実施取りやめについて

<参考>
文部科学省|大学入学者選抜実施要項の遵守についてのお願い(令和8年5月27日 大学入学者選抜協議会)
文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項及び大学院入学者選抜実施要項について(通知)

執筆:山口夏奈(KEI大学経営総研 研究員)

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