
『増補新版 アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在』上山隆大 著(中公選書)
『増補新版 アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在』上山隆大 著(中公選書)
最先端への熱狂、置き去りの基礎研究
■本の内容
1980年代、遺伝子情報の特許による知識の独占、研究資金のパトロネッジ獲得競争など、史上かつてない波が大学や科学研究に押し寄せた。その先端に位置するアメリカの研究大学を中心に、「市場化するアカデミア」の豊かな成果と問題点を考察する。2011年の読売・吉野作造賞受賞作の増補新版。
■著者:上山隆大(うえやま・たかひろ)
1958年大阪生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。スタンフォード大学大学院歴史学部博士課程修了(Ph.D)。上智大学教授、政策研究大学院大学教授などを経て、2016年より総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)議員(常勤)を務める。2025年退任。2011年、『アカデミック・キャピタリズムを超えて――アメリカの大学と科学研究の現在』で読売・吉野作造賞受賞。
■目次:
第一部 プライベート・サイエンスと大学
第1章 知識のパトロネッジと大学
第2章 揺らぐアカデミア
第3章 生命は誰のものか?――遺伝子情報の所有権問題
第二部 アメリカの大学の歴史とパトロネッジ
第4章 アメリカの科学研究の特殊性
第5章 基礎科学/応用化学という神話
第6章 公共財としての知識と技術
第7章 変容するパトロネッジ
第三部 知識は誰のものか
第8章 科学知識の生産における「公」と「私」
第9章 アカデミア・プロフェッション・マーケット
第10章 知識論と科学の経済学
終 章 大学はどこへ行くのか――結びにかえて
定価 2,750円(税込)
刊行日 2026年4月9日


