教育/ニュース

高大接続や大学設置基準改正などの教育トピックスについて、河合塾グループならではの情報を発信。

文科省、「令和8年度 高度統計人材育成強化拠点形成事業」の公募を開始 統計エキスパート輩出体制の構築をめざす

文部科学省は4月13日、「令和8年度 高度統計人材育成強化拠点形成事業」の公募を開始した。本事業は、AIやデータ駆動型研究の基盤となる「統計学」のスキルを有するエキスパート人材の育成、及び大学等における持続可能な教育エコシステムの構築を目的とするものである。公募説明会は4月17日。

近年、生成AIなどの急速な普及に伴い、大量のデータを分析・解析できる人材の需要が高まる一方、日本は米国等の他国と比較し、統計学部・学科を有する大学が少なく、高度な統計学の専門知識を修得できる環境の不足が課題となっている。本事業では、大学や大学共同利用機関等を中心とするコンソーシアムを形成し、高度な統計学のスキルを有する人材を育成・輩出する持続的なエコシステムの確立が目指される。

事業指標は、統計学教員を年間20~30名程度育成し、彼らが自身の所属する各機関等においてさらに人材育成を行うことによって、事業終了後3年度を目安に、年間500人程度の統計エキスパート人材が安定的に輩出される環境の確立である。

採択予定件数は1件で、補助事業期間は最長5年間。初年度(令和8年度)の補助上限額は約2.3億円(間接経費込み)となっている。補助対象となる取り組みは、統計エキスパート人材育成プログラムの開発・実施や、統計学に精通したシニア研究者と若手研究者の共同研究を通じた実践的な人材育成、コンソーシアムの運営および開発した教材や研修プログラム等成果の普及・展開などである。

公募の締め切りは令和8年5月19日(17時厳守)。有識者らによる審査を経て、6月上旬に採択機関が決定される。


詳細は下記リンク先から確認できる。
文部科学省|令和8年度高度統計人材育成強化拠点形成事業の公募について

執筆:山口夏奈(KEI大学経営総研 研究員)

関連記事一覧