武蔵大学 国際教養学部 東郷 賢 学部長インタビュー

■ 2027年新カリキュラムとPDPのこれから 

東郷学部長:2027年度からは、武蔵大学の全学部でデータサイエンス教育を3層構造で展開するとともに、国際教養学部 国際教養学科には新たに「ビジネスデータサイエンス専攻」が加わります。 

国際教養学部では、 

 ● 経済・経営・国際関係専攻(現在の経済経営学専攻を発展させたもの) 
 ● ビジネスデータサイエンス専攻(新設) 

といった構成で、経済・経営・国際関係論、データサイエンスを組み合わせた学びを提供していく予定です。経済・経営・国際関係専攻には、2026年に申請予定のロンドン大学のBSc International Relations(国際関係学士号)を取得できるプログラムも設置する構想で、PDPの枠組みが一層拡張されます。 

また、全学共通で、 

 ● 入門レベルのAI・情報リテラシー 
 ● データサイエンス副専攻 
 ● 各学部の専門性と結びついた実践的科目群 

という三層構造のデータサイエンス教育を整え、グローバルな課題解決に必要なデータリテラシーを全員が身につけられるようにします。 

国際教養学部としては、「LSEの大学院を目指すなら、武蔵大学のPDPが一番の近道だ」と言われるような存在を目指しつつ、データサイエンスと国際関係・経済経営を組み合わせた新しいグローバルキャリアのモデルを打ち出していきたいと考えています。 


PDP授業中の写真
PDP 授業の様子(大学提供)

■ 受験生へのメッセージ――「世界水準で学び抜く覚悟はあるか」 

東郷学部長:武蔵大学国際教養学部の広告では、「世界水準で学び抜く覚悟はあるか」というキャッチコピーを使っています。この言葉に対して、卒業生から「上から目線だ」とお叱りの言葉をいただいたこともありますが、私たちはあえてこの表現を選んでいます。 

このメッセージの真意は、「海外の大学生と同じ基準で学習する意欲がありますか?」という問いかけです。特別な才能は必要ありません。ただ、知的好奇心を持ち、「本気で勉強したい」と思える人に来てほしい。必ずしも4年間で卒業することにこだわらず、4+1年という時間を、自分の人生を大きく変える「自己投資の期間」として使ってもらいたいのです。 

そうした価値観を共有できる仲間とともに、日本にいながら世界水準の学問に挑戦したい――そのように願う皆さんを、心から歓迎します。特に、IB校で「問い続ける学び」を経験してきた高校生、国内の高校でコツコツと力を蓄えてきた高校生の皆さんに、ぜひ門を叩いてほしいと思います。 

関連記事一覧