
「QS分野別世界大学ランキング2026」発表:データサイエンス領域の台頭顕著に
イギリスの高等教育評価機関Quacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ、以下QS)は、3月25日、「QS World University Rankings by Subject 2026(研究分野別QS世界大学ランキング2026)」を公開した。過去最大規模となった今回のランキングでは、5つの学問領域(芸術・人文科学/工学・技術/生命科学・医学/自然科学/社会科学・マネジメント)と55分野にわたり、世界100か国・約1,900の高等教育機関が提供する2万1,000以上の学術プログラムが比較・評価されている。
第16回となる本ランキングでは、次のような傾向を読み取ることができる。
まず、アジア・太平洋地域の躍進だ。5つの学問領域における順位を見ると、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学(米)、オックスフォード大学(英)など、米英の伝統校が依然として上位に名を連ねる一方で、アジア・太平洋地域でも順位を上げた大学が数多く見られた。なかでも南アジアは順位を上げた機関の割合が最も高く(40%)、東南アジア(38%)、オーストラリア・ニュージーランド(37%)がそれに続く。
また、特定分野に対するリソースの集中も注目に値する。学問分野別で、「データサイエンスと人工知能」分野の新規ランクインが最多となった。世界中の大学が、社会的需要の高い先端テクノロジー教育へリソースを集中させているようすがうかがえる。
他方、日本も含まれる東アジア地域では、順位の下降傾向が確認されている。東アジアは新たにランクインした機関および分野の数が最多であった反面、順位を下げた機関の割合も43%と、東欧と並び全エリア中最も高く、厳しい結果となった。
詳細は下記リンク先より確認できる。
・QS World University Rankings by Subject 2026 | TopUniversities
・QS World University Rankings by Subject 2026 results | QS
執筆:坂田拡光(KEI大学経営総研 所長)/編集:山口夏奈(KEI大学経営総研 研究員)


