『大学教育の質的研究法』スーザン R ジョーンズ・ヴァスティ トレス・ヤン アルミニオ著／山田嘉徳・河井亨・新見有紀子訳（東信堂刊）
『大学教育の質的研究法』スーザン R ジョーンズ・ヴァスティ トレス・ヤン アルミニオ著／山田嘉徳・河井亨・新見有紀子訳（東信堂刊）
激動の時代、高等教育研究こそ道を切り拓く！
■ 本の内容
行政改革や社会構造の変化、市場主義経済への取り込みなど様々な情勢変動の中で、教育と社会のつながりを担う高等教育は常に流動的であり、定性的研究の重要性は言うまでもないだろう。本書は、高等教育界を取り巻く複雑性と特異性の実像に迫りつつ、質的調査研究の土台となる諸理論、データの収集・分析手法を網羅的かつ丁寧に解説する。初学者に最適のテキストであるとともに、教育研究者が担う倫理的・社会的責務も改めて投げかけられた、教育研究に携わるすべての者必読の一冊！
■ 著者
Susan R. Jones
Professor Emeritus, Department of Educational Studies at The Ohio State University, USA. Dr. Jones was the recipient of NCORE’s 2021 Equity and Social Justice Award for Scholarship.
Vasti Torres
Professor of Educational Leadership and Policy Studies at Indiana University, USA.
Jan Arminio
Retired Professor and Director of the Higher Education Program at George Mason University, USA.
■ 訳者
山田 嘉徳（やまだ・よしのり）
関西大学教育推進部准教授。博士（心理学）
河井 亨（かわい・とおる）
立命館大学スポーツ健康科学部准教授。博士（教育学）
新見 有紀子（しんみ・ゆきこ）
東北大学高度教養教育・学生支援機構 グローバルラーニングセンター講師。博士（高等教育）（Boston College）
【目次】
日本語版に寄せて
序章
第１章 研究の最初のステップ
第２章 質的研究を概念化するための理論と文献の活用
第３章 質的研究のデザイン
第４章 方法論的アプローチ
第５章 サンプリングの理解
第６章 データ収集の課題
第７章 データの解析と解釈
第８章 研究者の倫理的責任
第９章 質の高い研究を行うための研究者の義務
第10章 研究結果の執筆
終章 未来への考察
文献
訳者解説（1）大学教育の質的研究の可能性（山田嘉徳）／（2）大学生の成長理論と質的研究の関係について（河井亨）／（3）米国の高等教育専攻と本書の位置付け（新見有紀子）
あとがき
定価 5,280円（税込）
刊行日 2025年3月25日
