『民主的社会をつくるシティズンシップ教育 理論と実践の現在』北山夕華・古田雄一・川口広美・斉藤仁一朗・川中大輔 編著/日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF) 監(ナカニシヤ出版刊)
『民主的社会をつくるシティズンシップ教育 理論と実践の現在』北山夕華・古田雄一・川口広美・斉藤仁一朗・川中大輔 編著/日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF) 監(ナカニシヤ出版刊)
いかにして民主主義の担い手たる市民を育んでいけばいいのか。多様な展開をみせるシティズンシップ教育の見取り図を提供する。
■本の内容
シティズンシップ教育の見取り図
民主主義のさまざまな課題が指摘されるなかで、いかにしてその担い手たる市民を育んでいけばいいのか。多様な展開をみせるシティズンシップ教育の「今」。
■編著者：
北山夕華(きたやま ゆうか)
大阪大学大学院人間科学研究科教授。博士(2012年大阪大学)。MA(2007年University of York)。2003年神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業。2005年大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。2005年～2006年ヨーク大学教育学研究科MA in Citizenship and Global Education。2008年リーズ大学教育学研究科Visiting doctoral student。2005年～2009年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程。2009年名古屋大学留学生センター 特任助教。2009年～2013年名古屋大学国際交流協力推進本部特任講師。2013年～2014年早稲田大学留学センター講師。2014年ブスクルー・ヴェストフォールド大学人文教育学部客員研究員(日本学術振興会 海外特別研究員)。2016年サウスイースタンノルウェー大学人文教育学部Research Council of Norway-JSPS fellow。2018年大阪大学国政教育交流センター准教授。2020年同大学人間科学研究科准教授を経て、2023年同教授。2025レスター大学教育学部客員研究員。
古田雄一(ふるた ゆういち)
筑波大学人間系助教。1987年生。2013年東京大学大学院教育学研究科修士課程、2019年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了。博士（教育学）。2016年大阪国際大学短期大学部専任講師、2019年同准教授を経て、2022年より現在、筑波大学人間系助教。
川口広美(かわぐち ひろみ)
広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。2007年教育学修士(広島大学)。2010年M.A(英国ヨーク大学)。2011年教育学博士(広島大学)。2013年滋賀大学講師。2015年同大学准教授。2017年広島大学大学院教育学研究科准教授を経て、2020年から現在、同大学人間社会科学研究科准教授。
斉藤仁一朗(さいとう じんいちろう)
東海大学資格教育センター准教授。2015教育学博士(東北大学)。2012年独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC1)。2015年東北大学大学院教育学研究科教育研究支援者。2015年東北大学大学院教育学研究科博士研究員。2015年秀明大学学校教師学部非常勤講師。2016年東海大学課程資格教育センター助教。2018年同大学同センター講師。2021年同大学教職資格センター講師。2017年～2023年神戸親和女子大学通信教育部非常勤講師。2022年東海大学ティーチングクオリフィケーションセンター講師。2022年～2025年学習院大学非常勤講師。2020年～現在、慶應義塾大学教職課程センター非常勤講師。2024年東海大学資格教育センター講師。2025年より同大学同センター准教授。
川中大輔(かわなか だいすけ)
関西学院大学人間福祉学部社会起業学科専任講師。修士（社会デザイン学）(立教大学)
1980年、神戸生まれ。関西学院大学社会学部卒、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了。立教大学大学院社会デザイン研究科博士課程後期課程。2018年～現在立教大学大学院社会デザイン研究科社会デザイン学専攻博士課程後期課程。
日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)監修
＊
小貫 篤 埼玉大学教育学部准教授
菅野祐太 認定NPO 法人カタリバディレクター
孫 美幸 文教大学国際学部准教授
藤枝 聡 立教大学総長室事務部長
森田次朗 中京大学現代社会学部
安部芳絵 工学院大学教育推進機構教授
坂本 旬 法政大学キャリアデザイン学部・総合情報センター所長
堀本麻由子 東洋大学文学部教育学科教授
近藤孝弘 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
原田亜紀子 東海大学文化社会学部北欧学科特任准教授
マグヌスセン矢部直美 オスロ大学人文社会学図書館
李 貞姫（韓国）光州教育大学教授
陳 思聡 九州大学人間環境学研究院准教授
ロリーナ・Y・カリンガサン（Lorina Y. Calingasan）フィリピン大学ディリマン校教育学部教授
ツァリーナ・A・トゥワヤナ（Czarina A. Twayana）フィリピン大学ディリマン校＆附属学校助教
亀山俊朗 中京大学現代社会学部
原田大介 関西学院大学教育学部教員
橋崎頼子 奈良教育大学教育学部教授
寺町晋哉 宮崎公立大学人文学部准教授
南浦涼介 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
ジェフリー・ゲーマン（Gayman, Jeffry） 北海道大学大学院教育学院教授
田村哲樹 名古屋大学大学院法学研究科教授
小玉重夫 白梅学園大学学長
目次
はじめに
序章 民主主義とシティズンシップ教育の現在地から
第Ⅰ部 実践編１ 日本
第１章 政治参加についての学び
第２章 課題解決に向けたプロジェクトを通じた学び
第３章 「記憶の分有」を可能にする多文化共生教育
【コラム】大学での学びとシティズンシップ
第４章 デモクラティック・スクール
第５章 児童館における子どもの意見表明・参加
石巻市子どもセンターらいつが育む子ども参加の文化
第６章 デジタル時代のシティズンシップとしてのデジタル・シティズンシップ
【コラム】シティズンシップ教育と成人の役割
第Ⅱ部 実践編２ 海外
第７章 イングランド
シティズンシップ教育の実験地
第８章 アメリカ
民主主義の理想と現実の間での模索
第９章 ドイツ
憲法秩序を支える政治教育
第10章 デンマーク
生涯にわたる民主主義の実践
【コラム】シティズンシップを醸成するノルウェーの図書館
第11章 韓国
５・18 民主化運動を通した人権教育
第12章 中国
非民主的国家における民主主義教育
【コラム】フィリピンにおけるシティズンシップ教育の発展に影響を与えるフレームとその要因
第Ⅲ部 論考編
第13章 シティズンシップ理論の発展
第14章 シティズンシップ教育史の可能性
【コラム】クリップセオリーとシティズンシップ
第15章 ケアの倫理とシティズンシップ教育
【コラム】教育をジェンダーの視点で問い直す
第16章 ことばとシティズンシップ教育
【コラム】先住民／アイヌとシティズンシップ
第17章 民主主義とシティズンシップ教育
第18章 教育政治学とデジタル・シティズンシップ教育
あとがき
定価 3,630円（税込）
刊行日 2025年8月5日
