『平等について、いま話したいこと』トマ・ピケティ/マイケル・サンデル 著/岡本麻左子 翻訳(早川書房)
『平等について、いま話したいこと』トマ・ピケティ/マイケル・サンデル 著/岡本麻左子 翻訳(早川書房)
【日米同時刊行、緊急出版】
トマ・ピケティ×マイケル・サンデル
当代一の経済学者と政治哲学者が相まみえ、真の「平等」をめぐり徹底的に議論する!
■本の内容
資本主義の果て、大いなる格差に覆われる現代。教育やヘルスケアを「脱商品化」するには? 左派はなぜ世界的に弱体化したのか? 大学入試や議会選挙にくじ引きを導入すべき? 当代一の経済学者と政治哲学者が相まみえ、真の「平等」をめぐり徹底的に議論する
【著者】
トマ・ピケティ(Thomas Piketty)
1971年生まれ。フランスの経済学者。パリ経済学校教授。社会科学高等研究院(EHESS)教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭をとったのち現職。2013年に仏語版が、2014年に英語版と日本語版が刊行された『21世紀の資本』は700頁超の学術書にもかかわらず、世界的ベストセラーとなる。他の著書に『格差と再分配』(早川書房刊)、『資本とイデオロギー』など。
マイケル・サンデル(Michael J. Sandel)
1953年生まれ。アメリカの政治哲学者。ハーバード大学教授。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。ハーバード大学の学部科目“Justice(正義)”は延べ14,000人を超す履修者数を記録。日本ではNHK教育テレビ(現Eテレ)で『ハーバード白熱教室』として放送された。2009年(邦訳2010年)の『これからの「正義」の話をしよう』は世界各国で大ベストセラーとなり、日本でも累計100万部を突破した。他の著書に『それをお金で買いますか?』、『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(すべてハヤカワ・ノンフィクション文庫)など。
【目次】
第1章 なぜ不平等を懸念するのか
第2章 お金はもっと重要でなくなるべきか
第3章 市場の道徳的限界
第4章 グローバリゼーションとポピュリズム
第5章 能力主義
第6章 大学入試や議員選挙にくじ引きを取り入れるべきか
第7章 課税、連帯、コミュニティ
第8章 国境、移民、気候変動
第9章 左派の未来―経済とアイデンティティ
解説/吉田徹
主要著作リスト
定価 2,200円(税込)
初版発行 2025/1月25日