関西大学 5つ目の新キャンパスを開設 10月11日開設式典を挙行

関西大学は大阪府下に5つ目の学び舎となる「吹田みらいキャンパス」を吹田市・山田南に開設。10月11日に新キャンパスの開設式典を挙行し、新学部「ビジネスデータサイエンス学部(仮称)」の設置構想も併せて公表した。

10月11日、関西大学はメイン・キャンパスの千里山キャンパスにほど近い大阪府吹田市・山田南に、新たな学びのフィールドとなる新キャンパス「吹田みらいキャンパス」をに開設、同日、開設記念式典が挙行された。

吹田みらいキャンパスは、学部を擁する大阪府下のキャンパスとして5つ目になるもので、2025年4月に新設予定の文理融合型「ビジネスデータサイエンス学部(構想中)」の学び舎となる。

また、同キャンパスは、留学生のための居室244室を擁する新たな国際学生寮「関西大学グローバルハウス」や、ラグビー競技場をはじめとする運動施設・クラブハウスなどが配置される予定だ。企業や自治体、地域との連携、留学生との交流、課外活動など、多様な人が集い学び合う、活気に溢れる環境の創出を目指すという。(寮・グラウンドは2024年4月開設予定)

当初、この地は、武田薬品工業株式会社が2010年3月に施設を竣工し、それ以来、MR導入教育研修、社内研修、エリア会議、および外部シンポジウム等の用途で使用されていた。それを2023年3月に関西大学が購入し、9月末に施設の引き渡しを受けた。

式典では、前田裕学長が新キャンパスの概要を説明した。施設は、大学で使用するにあたって一定の手直しは必要ではあるものの、武田薬品工業によって非常に大切かつ綺麗に使用・維持されており、SDGsの観点からもできるだけ既存の施設・設備・調度品を活用したいという。当面、新規の建物等を建設する想定はしていない。

式典閉式後、参列者へのキャンパス施設の内覧の機会が設けられ、高等教育機関の施設・設備として適格であることが示された。新国際学生寮「関西大学グローバルハウス」として利用される予定の各部屋は、広々としたホテルと同等の個室になっている。

近隣の千里山キャンパスとの交流に当たっては、連絡バスの運行やレンタサイクルの設置なども計画・検討中とのこと。

新キャンパスや新学部の詳細については、大学のプレスリリースを是非参照してほしい。
プレスリリース(関西大学)


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