少子化、予測を大きく超えて進行 厚労省 人口動態統計速報値

2024年出生数速報 72万人

2月27日、厚生労働省は人口動態統計の速報値を発表した。

2024年(1月~12月速報の累計)、日本の出生数は720,988 人で過去最少となり、9年連続で減少した。前年から37,643人の減少(-5.0%)となる。

また、2024年の死亡数は、1,618,684 人で過去最多となり、4年連続での増加となった。前年から28,181人の増加(+1.8%)だ。

速報値は、日本における外国人や外国における日本人、そして前年以前に発生した事象をも含むものであるため、確定数とは例年3万人ほどの差が出ている。国立社会保障・人口問題研究所が2023年に公表した「日本の将来推計人口(令和5年推計)」では、2024年の出生数予測は77万9千人で、それよりも6万人近く下回る結果となった。

今年9月ごろに発表される確定値では70万人を下回る可能性もある。将来推計で70万人を下回るとされていたのは2043年(69万2千人)とされており、それよりも20年ほど早いスピードだ。2024年は、政府の「異次元の少子化対策」発表後1年目であったが、政策が功を奏することはなかった。

詳細の情報は、こちらから
人口動態統計速報(令和6年12月分)|厚生労働省

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