
大学生のメンタルヘルスの問題にどう向き合うか ― 調査が示す現状と、初期対応の実践 ―〈ゲスト:関崎 亮/鳥井 いおり〉
■ 10/23(木)開催 「第16回 KEI大学経営セミナー」のご案内【申込み受付中】
KEI大学経営総研(河合塾グループKEIアドバンス)は、大学・高校等の教職員の方を主な対象とした「KEI大学経営セミナー」を開催する。
第16回のテーマは【大学生のメンタルヘルスの問題にどう向き合うか ― 調査が示す現状と、初期対応の実践 ―】。
ゲストには大学生のメンタル不調に関する取材を行った朝日新聞の担当記者、専門家、現場で学生を支える相談員を迎える。
【75.4%(260/354校)】
これは、全国の大学学長を対象にしたアンケートにおいて、コロナ禍以前よりもメンタルヘルスに問題を抱える学生が増えている、と回答した大学の割合である(N=345)(2024年度末実施 KEIアドバンス「全国国公私立大学学長アンケート」より)。
KEIHER Online|悪化する学生のメンタルヘルス 対応に苦戦する大学の姿が浮き彫りに【速報版・全国国公私立大学学長アンケート2024-2025集計結果】
この調査結果に見られるように、近年、学生相談室に寄せられる相談は非常に多様化しており、大学からはその対応に苦心する声が多く聞かれている。しかしながら、学生の心身の健康を守り、充実した学生生活を保障することは、学生を預かる大学の責務であり、同時に、大学の運営・経営に関わる重要な課題とも言える。
今回のセミナーでは、KEIアドバンスによる調査報告に加えて、朝日新聞の連載「増えるメンタル不調 大学生のいま」(2025年6月)で当事者や大学、専門家に取材を行った島崎記者、上野記者による報告・提言を行う。
そして、ゲストには、精神科医として学校運営に携わりながら、ICTを活用したスクールカウンセリングサービスを実践する関﨑亮氏と、東洋大学ウェルネスセンター チーフ学生相談員の鳥井いおり氏を迎え、専門的視点から、また学生と接する現場の視点から、大学生のメンタルヘルスの現状と背景や、取組み事例について議論する予定だ。
現在、大学生のメンタルヘルスの状況はどうなっているのか。多様化する学生の相談に大学はどう対応すればよいのか。いかに悩める学生を発見し、どのような初期対応を実践すべきか。さらに、「配慮が必要な学生」への対応についても考えていきたい。
参加費は無料。オンラインにて開催。
【第16回 KEIアドバンス・大学経営セミナー】
●テーマ:大学生のメンタルヘルスの問題にどう向き合うか ― 調査が示す現状と、初期対応の実践 ―
●日 時:2025年10月23日(木)15:00~(最長16:30まで)
●場 所:オンライン(ZOOM)開催(事前登録必須)
●対象者:おもに大学経営・教育・研究に関わる方、大学・高校等の教職員、自治体・省庁職員の方、メディア関係者、その他大学教育に関心のある方。とくに学生支援に関わる担当役職員の方を歓迎します。
●セミナー内容(予定)
- KEIアドバンス:「全国国公私立大学学長アンケート」調査報告
- 朝日新聞社:大学生のメンタルヘルスに関する取材報告
- 大学職員が知っておくべきメンタルヘルスリテラシー
- 学生相談の現状、相談内容の変化
- 学生のメンタル不調への対応、具体的な取り組み
- 合理的配慮が必要な学生への対応
- 自殺防止のための初期対応 など
●ゲスト:関﨑亮氏(学校法人桐丘学園理事長/精神科医/Welcome to talk 代表取締役)・鳥井いおり氏(東洋大学ウェルネスセンター 学生サポート室チーフ学生相談員)
●プレゼンター:島崎周記者(朝日新聞社 東京社会部)、上野創記者(朝日新聞社 横浜総局)、山口夏奈(KEI大学経営総研 研究員)
●司会:原田 広幸(KEI大学経営総研 主任研究員/東京大学大学院 大学経営・政策コース在籍)
★受講登録(申し込み)はこちらのリンクから(事前登録必須)
https://us06web.zoom.us/meeting/register/U5FU2qkASDaQjD2Ioyc0Nw

【ゲストプロフィール】
●関﨑 亮(せきざき・りょう)氏
株式会社 Welcome to talk代表取締役社長 / 医師・医学博士
群⾺県⽣まれ。2011年に東邦⼤学医学部卒業後、研修医を経て、学校法⼈に⼊職。学校経営に携わるかたわら、東邦⼤学⼤学院で学校精神保健の教育・研究に従事する。現在、東邦⼤学医学部精神神経医学講座の客員講師として医学教育・研修に貢献。専⾨領域は学校精神保健。
2018年、株式会社 Welcome to talkを設⽴。

●鳥井 いおり(とりい・いおり)氏
東洋大学ウェルネスセンター 学生サポート室チーフ学生相談員