
『教育の社会学〔新訂〕』本田由紀・中村高康 著(放送大学教育振興会刊)
『教育の社会学〔新訂〕』 本田由紀・中村高康 著(放送大学教育振興会刊)
■ 本の内容
本書では、教育の社会学的研究に関する初学者を対象として「教育社会学とはどのような学問か」「教育社会学の研究方法」「学校の社会学」など15のテーマに分け、教育社会学の意義、研究方法、研究対象、主たる知見や今後必要とされる知見を説明する。教育を社会学的に研究するとはどういうことか、教育社会学の研究が教育に対する他のアプローチと比べてどのような独自性をもち、研究がどのように進められているかについて基本的な知識を深めてほしい。
■ 著者
本田 由紀(ほんだ ゆき):
徳島県生まれ、香川県育ち。東京大学大学院教育学研究科教授。
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門分野は社会学。日本労働研究機構研究員、東京大学社会科学研究所助教授等を経て、2008年より現職。著書に『「日本」ってどんな国?』(ちくまプリマー新書)、『教育は何を評価してきたのか』(岩波新書)など。
中村 高康(なかむら たかやす):
1967年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。東京大学助手、群馬大学講師、大阪大学助教授等を経て、2013年より現職。主な著書に、『大衆化とメリトクラシー』(東京大学出版会)、『暴走する能力主義』(ちくま新書)、共著に『進路選択の過程と構造』(ミネルヴァ書房)、『学歴・競争・人生』(日本図書センター)などがある。
■ 目次
1.教育社会学とはどのような学問か
2.近代社会と教育
3.教育社会学の研究方法(1)量的研究
4.教育社会学の研究方法(2)質的研究
5.学校の社会学(1)教育の内容と方法
6.学校の社会学(2)教育と選抜
7.学校の社会学(3)多様化する高等教育
8.教育政策の社会学
9.教育問題と逸脱
10.教育機会の不平等
11.家族と子育て
12.ジェンダーと教育
13.仕事と教育
14.グローバル化の中の教育
15.社会保障と教育
定価 2,970円(税込)
刊行日 2025年3月20日