
『人生にコンセプトを』澤田智洋 著(ちくまプリマ―新書刊)
『人生にコンセプトを』澤田智洋 著(ちくまプリマ―新書刊)
夢がなくても、大丈夫。
■本の内容
「将来の夢」や「やりたいこと」がなくても人生は動かせる。
たった1本でも自分だけのコンセプトがあれば、不要なノイズを消し、選択をシンプルにし、行動を加速させることができます。「ゆるスポーツ」に25万人をまきこんだコピーライターが伝える、道なき時代の歩き方。
人生にコンセプトがあれば…
〇無数の選択肢で悩まない
〇ブレずに続けられる
〇あきらめない勇気になる
ユニクロの「LifeWear」や、スターバックスの「サードプレイス」など。名コンセプトには人を導く力があります。選択肢の多い現代、自分だけのコンセプトを持つことが、進むべき方向ややるべきことを知るための強力な後押しになります。
■著者 澤田 智洋(さわだ ともひろ):
1981年生まれ。コピーライター、世界ゆるスポーツ協会代表理事。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳で帰国。2004年、広告会社入社。映画「ダークナイト・ライジング」、高知県などのコピー、東京2020パラリンピック閉会式のコンセプトを担当。2015年にだれもが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。これまで100以上の新しいスポーツを開発し、25万人以上が体験。また、誰もにやさしいファッション「裏表のない世界」、ボディシェアリングロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスを多数推進。著書に『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)『マイノリティデザイン――弱さを生かせる社会をつくろう』(ライツ社)『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(宣伝会議)がある。
目次
第1章 社会から浮くということ
世界を解釈しなおす/缶コーヒーのコンセプト/1億総浮いている社会/なぜ私たちは浮きたくないのか/常識とは動的である/社会に水をさそう など
第2章 コンセプトの本質
優れたコンセプトの条件/コンセプトの意義/コンセプトは芯でもある/常識を広げよう/ゆるスポーツ誕生!/コンセプト先輩 など
第3章 夢もいいけどコンセプトもね
夢はなにかと難しい/夢とコンセプトの違い/私たちは流れに従いすぎてしまう/息子は目が見えなかった/言葉の役割 など
第4章 まずはモヤモヤを整理しよう
コンセプトをつくろう/被災地を救った「届け.jp」/コンセプトカテゴリーを意識する/前向きな他責思考/モヤモヤを分類しよう など
第5章 モヤモヤをコンセプトに落とし込む方法
「コンセプトの方向性」を決める/コンセプトを言語化する/「掛け算法(言葉を掛け合わせる)」/コンセプトは1本あればいい など
第6章 コンセプトは借りてもいい
「縦の笑い」と「我と汝」/コンセプトをキャッチする方法/「モヤモヤさん」とうまく付き合う方法/ノープット時間をつくる など
第7章 コンセプトは軽やかに、しなやかに
コンセプトに縛られない/言葉は必ず不完全である/「浮く」は連帯のはじまり/世界の一部を引き受ける/あなたのコンセプトを見つけよう など
定価 990円(税込)
刊行日 2025年7月8日