KEI BOOK CLUB

高等教育関連の新刊書を中心に、さまざまなジャンルの書籍を紹介するコーナー

『なぜハーバードは虎屋に学ぶのか ハーバード白熱教室の中の日本』 著(中公新書ラクレ刊)

世界のエリートとともに日本の魅力を発見しよう

■本の内容

中学・大学入試問題にも多数採用されたハーバード・シリーズ最新刊。世界最高の知性が集まるハーバード大学経営大学院でいちばん人気のある研修旅行先は、日本。じつに1学年の全学生の40%、全教員の20%以上が日本への研修に興味を持ったという。なぜ、いま日本はこれほど人気を集めているのか。ハーバード大学経営大学院の授業や研修をもとに「日本から何を学んでいるのか」を解き明かす。


■著者 佐藤智恵:
1992年、NHK入局。番組ディレクターとして、「NHKニュース」「クローズアップ現代」NHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争 第6集」などを制作。2000年1月、米国コロンビア大学経営大学院留学、2001年5月MBA(経営学修士)取得。留学体験を記した著書『ゼロからのMBA』(新潮社)は、現在もロングセラーとなっている。2001年、株式会社ボストンコンサルティンググループ入社。通信・メディア分野を専門に、経営戦略コンサルタントとして、全社戦略立案、マーケティング戦略立案、経営ビジョン策定など、様々なプロジェクトに携わる。2003年、外資系メディア・エンターテインメント企業に入社。エグゼクティブプロデューサーとして、ハリウッドドラマ、バラエティ番組、情報番組の制作を統括する。2012年、作家/コンサルタントとして独立。MBA・経営・メディア関連の執筆・講演多数。近年はテレビのコメンテーターとしても活躍。2004年よりコロンビア大学経営大学院の入学面接官、2014年より公益財団法人大学基準協会の認証評価委員会委員も務めている。


目次より

◇「帰国したら二度と食べられない」日本の野菜に感動
◇ヒロシマでの体験が忘れられない
◇最も記憶に残るのは親切な日本人
◇学生たちを感嘆させた日本のタクシー運転手
◇ハーバードで日本史が注目を集める理由
◇一気に話題をさらった山本山の発明品
◇人気みやげは「とらやのキャンディー」
◇教員が虜になった激安ジャングル「ドン・キホーテ」
◇日本発の型破りなビジネスモデルに驚く
◇「チームラボボーダレス」で体感する日本のイノベーション力
◇「増田德兵衞商店」が開拓した日本酒ビジネスの可能性
◇リーダーシップの観点から見るドラマ『SHOGUN 将軍』
◇ハーバードではなぜ岩崎弥太郎と渋沢栄一を学ぶのか
◇世界最高の経営学者が注目する豊田佐吉のエラーマネジメント
◇「お見合い」ビジネスに学生たちはどう反応したか
◇日本発の斬新なマッチングビジネスが教材化
◇ロボティクス企業で教員から殺到した質問とは
◇ハーバードの「働き方の未来」研究で注目される日本
◇なぜ岐阜県の中小企業の事例を学ぶのか
◇悩めるシニアが欧米でも社会問題に
◇ハーバードの教授が警鐘を鳴らす「成功依存症」
◇「イキガイ」ブームと新幹線清掃会社テッセイ
◇オムロン京都太陽が視察先に選ばれた理由
◇日産の危機管理能力とホンダとの経営統合計画
◇パンデミック下で卓越した復元力を発揮した日産
◇日本企業の課題は「コーポレートガバナンス」


定価 1,100円(税込)
刊行日 2025年5月9日

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