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【河合塾調査】大学入試「女子枠」 賛成する高校生が減少

拡大する大学入試「女子枠」 高校生の受け止めは?(河合塾ニュースリリース)

河合塾は、2月18日、大学入学者選抜における「女子枠」についてのアンケート結果(高校1年~2年生対象、2024年11月に実施)を公表した。「女子枠に賛成」する高校生の割合は56.0%で、2023年1月に調査した結果から約9ポイント減少した。大学入学者選抜の女子枠は近年拡大が続いているが、志願者を募集枠の定員まで満たせない大学もある。アンケートは、女子の入学者を増やしたい大学側の意図とは裏腹の結果を示すものとなった。

回答の理由にも注目したい。反対側の理由としては「公平」「平等」が多くあげられているが、その多くは学力競争における従来型の実力主義を前提とする反対論のようだ。一方、「多様性」を根拠に記した賛成論は少ない。高校生の間には、まだ制度の趣旨・目的への理解が進んでいないことが伺える。本アンケート結果は、ジェンダーギャップ解消や多様性の促進について、その達成の困難さを逆照射しているようにも見える。

詳細は下記リンクより。

拡大する大学入試「女子枠」 高校生の受け止めは? ~2年前より「賛成」が減少。背景には狙いやメリットのアピール不足か~ | ニュースリリース | 河合塾グループ

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