
『ルポ 誰が国語力を殺すのか』石井光太 著 (文春文庫刊)
『ルポ 誰が国語力を殺すのか』石井光太 著 (文春文庫刊)
「ごんぎつね」が読めない子どもたち
■本の内容
「文春オンライン」600万PV突破 公教育を問う衝撃のルポ、待望の文庫化!
物語を読み取れない子どもが増えている。
葬儀で村人が煮炊きする場面を「死体を煮ている」と誤読する小学生たち。
家庭による教育機会の格差を、公教育が是正できなくなっている-―
取材を進める中で著者は、現実に直面する。
根源には何が?
国語力は再生できるのか?
現代日本の不都合な真実に真正面から挑む、渾身のルポ。
■著者 石井 光太(いしい こうた):
日本大学藝術学部文芸学科卒の作家、ノンフィクション作家、小説家。
主な著書に『絶対貧困』『遺体』『「鬼畜」の家─わが子を殺す親たち』『43回の殺意─川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『近親殺人─家族が家族を殺すとき』(新潮文庫刊)『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(新潮社刊)などがある。
目次
第一章 誰が殺されているのか―格差と国語力
第二章 学校が殺したのか―教育崩壊
第三章 ネットが悪いのか―SNS言語の侵略
第四章 三四万人の不登校児を救え―フリースクールでの再生
第五章 ゲーム世界から子供を奪還する―ネット依存からの脱却
第六章 非行少年の心に色彩を与える―少年院の言語回復プログラム
第七章 小学校はいかに子供を救うのか―国語力育成の最前線1
第八章 中学校はいかに子供を救うのか―国語力育成の最前線2
定価 902円(税込)
刊行日 2025年7月8日