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『日本の大学における民主主義の確立とその破壊の歴史』山田宣夫 著(東信堂ブックレット刊)

崩壊寸前、大学民主主義は存立の岐路に―。

■本の内容

戦前の軍国主義下で教授追放や発禁処分が相次ぎ、戦後は憲法と教育基本法により「学問の自由」と「大学の自治」が保障された。しかし冷戦下の政策転換、学生運動への弾圧、そして近年の学術会議任命拒否や国立大学法人法改正など、大学の民主主義は再び危機に晒されている。本書は、日本の大学における自由と自治という民主主義の基盤がいかに築かれ、いかに破壊されてきたのかを歴史的事実に基づいて検証し、民主主義の存立のために今何が問われているのかを明らかにする。大学と社会の未来を見据えるための必読の書。


■著者:
山田宣夫(やまだ のりお)
1947年6月18日 北海道上川郡当麻町に生まれる。東京私立成城高等学校、駿台高等予備校を経て、1968年4月 東京教育大学文学部文学科英語学・英文学専攻入学。1973年3月同大学卒業。1975年3月同大学院文学研究科修士課程英文学専攻修了。1995年2月博士(文学)(津田塾大学)2011年4月筑波大学名誉教授。山形大学教育学部講師・助教授、筑波大学現代語・現代文化学系助教授・教授、同大学院人文社会科学研究科文芸・言語専攻教授、同大学特命教授、目白大学外国語学部教授を経て、2018年3月に定年退職。この間、筑波大学第一学群長、同大学人文・文化学群長(初代)、目白大学外国語学部長、同大学院言語文化研究科長などを歴任。


目次
まえがき
凡 例
第1章 これからの時代における大学の理念・目的
第2章 日本の大学における「学問の自由」・「大学の自治」の確立とその破壊の歴史
  第1節 戦前の動向
  第2節 戦後民主主義の発達に伴う「学問の自由」・「大学の自治」の確立とその破壊の歴史的諸相
  第3節 国立大学法人法の「改正」
第3章 日本学術会議会員候補者の任命拒否及び同会議の法人化案について
参考文献一覧
あとがき
事項索引/人名索引


定価 1,100円(税込)
刊行日 2025年9月30日

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