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THE日本大学ランキング2025 東北大学が5回連続1位

イギリスの教育専門誌「THE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)」は4月3日、THE日本大学ランキングの結果を発表した。1位は東北大学で5回連続。2位に東京工業大学*、3位に東京大学と続いた。

*東京工業大学と東京医科歯科大学は2024年10月に東京科学大学として統合されたが、今回のランキングではそれぞれ別の大学として評価されている


「THE日本大学ランキング」は、THEが2017年から発表している日本の大学のみを対象としたランキング。「THE世界大学ランキング」が論文の引用数など「研究力」を重視したランキングであるのに対し、「THE日本大学ランキング」は「教育力」に着目している。「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野16項目を指標としている他、2019年からは学生調査も導入している。

2年ぶり8回目となる今回のランキングでは、東北大学が5回連続の総合1位となった。分野別にみると、「教育リソース」で7位、「教育充実度」で8位、「教育成果」で4位、「国際性」で12位と、いずれにおいても好成績となっている。「国際性」においては国立大トップ。

総合2位は東京工業大学で、前回2023年の4位からランクアップした。東北大学と同様いずれの分野でも20位以内で、「教育充実度」は国立大トップ。2024年に東京工業大学と統合した東京医科歯科大学は、「教育リソース」の分野で1位となっている。

総合3位は東京大学。前回の2位から順位を落とした。分野別でみると、「教育リソース」は2位タイ、「教育充実度」が7位、「教育成果」が9位と健闘するも、「国際性」が35位と後れをとった。総合4位の京都大学も「教育リソース」では1位だったが、「国際性」でトップ20圏外となっている。

私立大のトップは総合11位の国際基督教大学で、12位の慶應義塾大学、14位の早稲田大学、22位の立命館アジア太平洋大学が後に続く。国際基督教大学は「教育充実度」で1位、「国際性」で3位の好成績。

公立大のトップは総合10位(前回15位)の国際教養大学。「教育充実度」が2位、「国際性」は前回の12位から1位に大幅ランクアップした。

大きくランクアップしたのは、2022年に統合し前回も大幅に順位を上げた大阪公立大学が総合33位(前回40位タイ)。他、名古屋市立大学が総合34位(前回47位タイ)、神田外語大学が総合35位タイ(前回47位タイ)、順天堂大学が総合60位(前回81位タイ)など。

詳細は下記リンクより。

THE 日本大学ランキング|日本の大学の教育力ランキング

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